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HIV・エイズ

検査についてもっと知ろう!

郵送検査って大丈夫?

基本的にはお薦めしません

自分の好きな時に誰にも合わずに検査が出来るということで、最近では郵送検査キットの利用が増えています。

この郵送検査キットは「検査を受ける人自身が結果の判定まで行う」というもので、現在、厚生労働省が性能や安全性を審査し、流通を認めたHIV自己検査キットはありません。また、そのようなものを宣伝広告することも禁じています。ネット上では「購入は自分自身の責任で」と断り書きを付け、雑貨として販売しています。チェック機能が整った先進国でもほとんど許可されていません。

また、ネットから送付されるものは自己使用向けではなく専門家用や研究用です。品質管理の保障もなく、偽造品だったこともあります。使用者に対して、使い方が分からない時や気になる結果が出てしまったときの相談やカウンセリングの体制もなければ、医療機関との連携もありません。

郵送検査で陽性判定後の受診確認はわずか2%

2016年〜16年に郵送検査を利用してHIV検査を行い陽性判定された248人のうち、医療機関の受診を確認できたのはわずか6人(2%)しかいなかったことが、厚生労働省の研究班の調査で判明しました。

研究班では13の検査会社に郵送でアンケートを送り、11社が回答。一応、全社ともに陽性判定の場合には医療機関を受診するようにホームページで勧めていますが、受診を確認できているのは1社のみという結果でした。

郵送検査で陽性判定が出た場合、基本的には保健所や拠点病院などで確認検査を受ける必要があります。他の242人は各社が勧めるように医療機関を受診したり、改めて保健所等で検査をしているかもしれませんが、拠点病院からの報告はほとんど無いことから、医療に繋がっていない可能性が高いと思われます。

「陽性だと言われたら」でも説明したように、放置すればやがてエイズを発症し、発症してからの治療は発症前に比べて治療面でも生活面でも遥かに大変になり、最悪、死に至ることもあります。

やはり、保健所などの公的検査機関で専門家の助言を受けながら、信頼できる検査を受けることをオススメします。