今回も、ゲイ男性、バイセクシュアル男性、そしてMSMの人限定なんだ。

MSMは「Men Who Have Sex With Men」を略した言い方で、「男性とセックスする男性」って意味ね！

男性同士のセックスはゲイ・バイだけじゃなくて、例えば男性相手のセックスワーカーの男性や、男性に恋愛感情はないけどセックスだけは男同士でもできるって男性もいるんだ。

セクシュアリティとは別に、セックスという行為だけに焦点を絞った言い方ね。

そういうことね！
だからトランスの人もOKよ！

今回の検査もHIVと梅毒ね！

実はいま梅毒は感染者が激増しているんだ！
それに、梅毒に感染している人はHIVにも感染している確率が高いから一緒に調べるんだ！

今回のHIVの検査はスクリーニング検査なんだ。

スクリーニング検査は、感染していないか、感染が疑わしいかを振り分ける検査なんだ。

疑わしい結果が出た場合には、要再検査と表示されるから、アルバコーポレーションが案内する病院やクリニック、または保健所などで確認検査をしないと本当に感染しているかどうか分からないんだ。

梅毒は抗体があるかどうかを調べる検査ね。

陰性だとHIVと同じように、2〜3ヶ月前までは感染していなかったってことね。

陽性と判定されたら、抗体を持っている訳だから案内に従って、すぐに病院を受診しましょう！

抗体は免疫の代表的な働きで、ウイルスや細菌などの病原体が体に侵入したときに、異物として攻撃したり体外へ排除する役割を担うタンパク質のことね。

この抗体を調べることで、病原体に感染したかどうかが分かるんだ。

過去に梅毒の感染経験がある人は抗体を持っているので現在感染してなくても陽性って判定されることがあるんだけど、梅毒は感染力も強いし、いまとても流行しているから、アルバコーポレーションの案内に従って、とりあえず病院や保健所に相談するといいね！

残念だけど、今回の検査はHIVと梅毒のセットで行うから、片方だけの検査は無しね！

それに、梅毒は何度でも機会があれば感染するんだよ！

今回もHACOに行って直接申し込む方法と、インターネットで申し込む方法の2通りを用意したよ！

他の人がいると困るなって人や、HACOのオープン時間内に行けない人、遠くてHACOに行けない人などにも、ぜひ利用してほしいな！

そのとおり！
熊本県、佐賀県、長崎県、大分県、鹿児島県、宮崎県、山口県など福岡県以外の人にもぜひ利用してほしいな！

HACOでの受け取り後期は、台風14号の影響でHACOもお休みしていたので、HACOでのお渡しも、インターネット申し込みも、9月30日（金）まで延長します！

検査キットは数に限りがあるから、無くなったらその時点で終了ね。なので、早めがオススメね！

HACOでもインターネットでも検査を申し込むには、まずはインターネットの利用者アンケートに答えてね！

アンケートで表示されたIDを検査のIDに使うことで、検査結果とアンケートの内容が一致して、エイズ対策に活用させるための貴重な資料になるんだ。

検査結果は、申し込んだ本人以外は見ることはできないし、個人が特定されたり、プライバシー情報が他で利用されるようなことは絶対にないから安心して！

アンケートに回答してもらうことで無料での検査が実現したので、ぜひ協力してね！

HACOのオープン時間内に直接行って、スタッフに申し込めばOK！

インターネットで検査を申し込むには、まずはインターネットの利用者アンケートに答えてね！

キットはちゃんとプライバシーを考えて、商品名や性感染に関する表記は入らないように配慮してあるんだ！

送り状のラベルの品名記入欄には日用品（プラスチックケース）と表記、発送元はSTD研究所ではなくて、株式会社アルバコーポレーションね。

パッケージも透けない黒いビニールで包んだ上に、A4（変形）サイズの封筒を使って中身が透けないようにして送られてくるから、安心してね！

検査キットの送付先は、自宅の他に局留めも選べるから、実家に一緒に住んでる家族や同居しているパートナーなどに検査を知られたくない人も、こっそり検査できるよ！

その心配はないので安心してね！

キットの送付用に入力した住所などは、他に使うことは絶対にないからね！

検査キットが届いたら中身がきちんと揃っているか、確認しよう！

検査キットの中身がちゃんと揃ってるのを確認したら、いよいよ検査ね！

検査を始める前には、説明書をちゃんと読んでおこうね！

では、器具の使い方も含めて、採血方法を説明するね！

今回の検査は、HIVと梅毒の2種類だから、使うのは右側の2本だけね！

4本あるのは、いろんな検査で使うろ紙のキットを使っているからね。

さて、いよいよランセット（採血用器具）を使って採血ね！

このランセットを使って、小さな傷を作って、そこから採血するんだ。

大きな傷を作る訳じゃないから、ちょっとチクッとするだけね！
怖がらなくても大丈夫！

オススメの場所は、聞き手じゃない手の中指か薬指。他の指や手のひらでも採血できるけど、親指や人差し指はよく使う指だし、他の場所は痛みを感じやすいみたい。

1つのランセットでHIVと梅毒の両方に対応ね。

ランセットは失敗した時の予備として2つ入ってるんだ。

コツは、ランセットを使う時に手を机などの上に置いて、手が逃げないようにすると、失敗しないよ！

ランセットの針は1回だけしか出ないので、失敗したら予備のもう1つのランセットを使ってね。

それからランセットの使用後は、キャップを本体に戻して付けないようにね。

雑菌が付いていることもあるから、マチ針など使っちゃダメよ！

2つとも失敗したときは、アルバコーポレーションのサポートに問い合わせてね！

今度はろ紙に血液を染み込ませる番ね。

指先にためる血の量が少ないと、血がすぐに止まってしまうから、できるだけ多くの血を集めて大きな血玉を作るのがポイントね。

指先に向けて、集めるようにマッサージするといいよ！

採血の量が足りなかったり、均一にならずにまだらだと検査ができないので、ろ紙にはしっかり血を染み込ませようね！

上手にできたら、同封の絆創膏を貼っておいてね！

採血したろ紙を自然乾燥させるのは、衛生上の理由や二次感染の可能性があるからなんだ。

それと熱を加えると変質したりする可能性があるから、乾燥を急いでドライヤーで乾かしたりしないようにね！

採血が済んだら、あとは郵送ね。

ここは、HACOで直接受け取った場合も、インターネットで申し込んだ場合も一緒ね！

採血後はできるだけすぐに郵送してね！その時、検査申込書の採取日の記入を忘れずにね！

ランセットは、医薬廃棄物として処理しないといけないから、使っても使わなくても2つとも同封して送ってね！

郵送検査の結果が要再検査だったら、HIV感染の疑いがあるってことだから、必ず確認検査を受けよう！

HIVと構造が似たタンパク質を誤認して陽性判定がでることもあるから、正しい結果を知るためには確認検査が必要なんだ！

基本的には保健所での確認検査をオススメ！

確認検査先は、アルバコーポレーションでも要再検査と出た利用者のための相談窓口があるから、しっかり相談するといいよ！

HVI感染を治療している病院は限られていて、一部の病院はアルバコーポレーションが発行する紹介状も受理してくれるから、どんどん利用しよう！

HIVは人の免疫機能に感染して、免疫力を破壊しながら増殖するウイルス。

エイズは、HIVの感染が原因で起こる病気群で、指針となる23種類の疾患があって、そのどれか1種類を発症したらエイズって診断されるんだ。

1997年に治療法が確立して以来、HIV感染は死なない病気になったんだよ！

今では治療環境がとても進歩しているから、感染してもきちんと治療すればセックスも含めて、これまで通りの生活を送りることができるんだ。

HIV感染のほとんどはセックスでの超濃厚接触での感染。

だから日常生活で感染することはまずないんだ。例えばハグや軽いキスでも伝染ることはないよ！

HIV感染の条件は、傷口や粘膜にHIVが直接、大量に、長時間触れると、感染リスクがマックスになるんだ。

予防のポイントは、この条件をいかに避けるかってことね！
それにはコンドームが一番なんだ！

つけてもらうというよりつけてあげよう！

予防のためなんて思うとシラケてしまうけど、前戯のようにエロくつけて上げるといいかも！

それに慣れていないとモタモタしちゃうから、日頃のオナニーで練習したらいいよ！

コンドームをケチっちゃダメね！
装着に慣れてれば、暗闇でもササッと付けられるから、流れを止めてシラケずにセックスをスムーズに楽しめるはず！

20代、30代の男性を中心に毎年1,300人以上の新規感染者がいるんだよ！

エイズを発症して感染が分かった人のことを「いきなりエイズ」って言ったりするんだけど、福岡県はその割合が全国に比べて異常に高いんだ。
特に40代、50代以上の中高年層を中心に多いそうだから、ぜひ早めに検査を受けてほしいね！

たとえ感染していても、エイズを発症する前に分かれば、治療も簡単だし、秘密も守れるんだけどね！

個人差はあるけど感染して約１〜2ヶ月くらいしないと、検査で検出できる抗体量にならないんだ。

だから、感染したと思ってすぐに検査しても陰性になったりするからね。

確実に正しい結果が分かるのは、感染機会があって３ヶ月後ね！

そんなときには、保健所の電話相談を利用するといいよ！

福岡県の場合だと、各保険所に専門家が対応してくれるエイズダイヤルやエイズホットラインって電話相談窓口があるから、不安になったら利用してみよう。

その点は大丈夫！

相談も匿名OKだから、身元がバレることはないよ！

セクシュアリティについても、ゲイだって言う必要もないし、そもそもゲイからの相談はたくさん受けているからバレても平気！

それに相談のプロだから、何を話してもしっかり聞いてくれるよ！
叱られたりしないから大丈夫！

このサイトに福岡県だけじゃなくて、九州・山口の保健所リストがあるから、見てみて！

検査の結果待ちだけじゃなくても、感染したかもって不安にも対応しているから、気になったら利用してみよう！

梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌に感染して起こる、代表的な性感染症なんだ。

感染すると、経過した期間で、症状が出る場所や内容がいろいろあるんだ。

梅毒は１期、２期の症状が出ても、何もしなくても消えてしまうから、治ったって勘違いする人がいるから注意ね！

それに、症状が似ているアレルギーや風しん、麻疹に間違えられることもあるから、心当たりがあればお医者さんにちゃんと相談しようね！

主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の接触ね。

具体的には、性器と性器、アナルセックスのような性器と肛門、オーラルセックスでも性器との接触が主な原因になるかな。

感染部位と粘膜や皮膚が直接接触しないようにすることね！

もちろんコンドームの使用が最も効果的だけど、コンドームに覆われてない部分の皮膚でも感染の可能性があるから、過信せずに皮膚や粘膜に異常があったら接触を控えて早めに医療機関を受診しようね！

それから、初めてのお相手とセックスする時は、できるだけ相手の身体をチェックしよう！

違う違う！

お相手の皮膚に、特に性器に異常がないか、変なデキモノがないか、性感染症にかかってないか観察するといいね！

梅毒は抗体が出来ていても一生再感染を防ぐ抗体ではないから、感染機会があれば何度でも感染するよ！

だから治ったからって油断しちゃいけないよ！

一般的には外来で処方された抗菌薬を飲む治療ね。

期間は、病状によって医師が判断するから、自分で治ったと思って薬を飲むのを止めたりしないようにね！

病変の部位によっては、入院して点滴で抗菌薬の治療をすることがあるから、とにかく医師の言うことをよく聞くように！

医師が安全だと判断するまでは、エッチしちゃダメよ！

もしパートナーなど周囲に感染の可能性がある人がいたら、一緒に検査して、必要に応じて一緒に治療するといいね。

そうしないと、自分が治っても、パートナーからまた感染して、それを治しても、またってってこともあるからね！

怖がる必要はないよ！

HIV感染は治療法が進歩して確立しているから、もう死なない病気になったんだ。

それに検査で分かったってことは、エイズを発症する前に感染が分かったってことだから、エイズにならずに済んだってことだからね！

もちろん！
きちんと治療を受ければ、もうエイズを発症する心配はなくなるんだ！

HIVに感染しているだけなら、入院する必要なしね！

病院に行くと、まずその人の体内にどのくらいHIVがいるか、免疫力がどの程度あるのかを調べるんだ。

そして、お薬を始めるか、経過観察をするか決めるんだ。

治療は、毎日、忘れずに必ず処方されたお薬を飲むだけね。

HIV感染の治療薬は、HIVの活動を邪魔して、血液検査でも検出できないくらいまで抑え込む薬なんだ！

多くの人は、服薬を始めて約半年以内に、HIVを検出限界未満という活動できないレベルまで抑え込めるようだね！

でも、薬を飲み忘れるとまた活動を始めたり、薬剤耐性を持ってしまったりするから毎日きちんと服用することが大事なんだ。

残念だけど、今の医学ではHIVを体内から完全に排除することはできないから、一生飲み続ける必要があるんだ。

人によっては、薬を飲まないといけないほど免疫力が落ちていない人もいるんだ。

そんな場合は、血液検査しながら様子を見て、必要な時期になったら服薬治療を始めることもあるんだ。

通院を始めた頃は、その人の身体の状態を調べるために通院の間隔は短かったりするけど、落ち着いてきたら2〜3ヶ月に1回程度かな。

最近では服薬の代わりに1〜2ヶ月に1回の注射ですむ治療法も開発されているから、もっと治療は楽になるはず！

確かにHIV感染の治療薬はとても高価なんだ。

だから、HIVに感染した人の誰もがちゃんと治療を受けられるように、その人の収入に応じて治療費の支払いの上限額が決まる国の制度があるんだ！

これまでの生活でやってきたことで、できなくなることはほぼ無いから、心配しなくていいよ！

仕事も、学校も、友達付き合いも、スポーツも、旅行も、以前と変わらない生活でOKよ！

HIVの治療を始めると、ほとんどの人はHIVを血液検査で検出限界未満にまで抑え込むことができるようになるんだ！

HIVが検出限界未満を継続できている人からは、セックスでの感染はないから安心して！

世界のいろんな研究で、HVI陽性者と感染していないカップルの約13万回のコンドームを使わないセックスを調べて1件の感染もなかったことから、治療が上手くいってるHIV陽性者からの感染は無いってことが分かったんだ。

それで、U=Uというムーブメントが世界中で起きてるんだよ！

そう！
U（Undetectable：検出しない）＝U（Untransmittable：感染しない）ってことね！

おっと待った！

HIVは感染しないかもしれないけど、他の性感染症は関係なく感染機会があれば感染するから、やっぱりコンドームを使ったセーファーセックスは必要よ！

基本的に、HIVの感染は自分の身体のことだから、誰にも言う必要はないんだ。

だから、通っている学校や、どんな職業でも務めている会社には、報告義務は全然ないから、わざわざ伝えなくても大丈夫！

もちろん、家族や友達にも必要がなければ伝えなくてもいいんだよ。

たしかに一緒に暮らしていたり、セックスがある相手には、感染の可能性もあるから伝えた方がいいかも。

ただし、伝えたいと思った相手が、どれくらいHIVやエイズの知識があるかってことも考えないといけないよ。

知識がない人だと過剰に反応してパニックになったり、もし偏見があると嫌な思いをしてしまうかもしれない。

まずは自分の気持が落ち着いてから伝えるべきかどうか、考えるのがオススメね。場合によっては、パートナーも一緒に病院で説明を受けることもできるから、主治医としっかり相談しよう！

病院では希望すればカウンセリングも受けられるシステムがあるから、積極的に利用しよう！

HIV感染やエイズを治療している病院のスタッフは、これまでゲイの患者をたくさん診ているし、特別な訓練を受けたプロの集まりだから何を話しても大丈夫！

ほんと、ほんと！

それにHIV陽性者をサポートする団体も全国にあるんだ。
そこでは同じHIV陽性者の話を聞くこともできるから、利用するといいよ！

そのとおり！