ケンちゃんとリボン先生の「サル痘」について、いま分かっていること
その3:「サル痘」に感染すると?
サル痘に感染したら、死んじゃうことあるの?
コンゴ盆地型の感染例の死亡率は約10%くらいあるそうだけど、いま欧米で流行している西アフリカ型の死亡率は1%程度って報告されているんだ。
1%でも、死亡率は0って訳ではないのね…
そう、子供や妊娠してる人、免疫不全の人などが重症化しやすい傾向があるんだ。
そうだったね!
で、サル痘に感染したら、どんな症状が出るの?
多くの場合、水ぶくれを伴った発疹や発熱、悪寒、だるさ、リンパ節の腫れ、頭痛、筋肉痛などの全身に症状が現れるそうだよ。
そうなんだ…
で、水ぶくれを伴った発疹ってどんなん?
発疹は最初は平坦だけど、内部に膿などが溜まって腫れて、そこがカサブタになって、下に新しい皮膚ができたら剥がれ落ちるという症状が出ることあるそうだね。
それはずっと続くの?
大体2〜4週間くらいで、自然に治るそうだけど、まれに重症化することもあるから、要注意だね。
そういえば、感染したらどのくらいで症状が出るの?
潜伏期間は、およそ1〜2週間って言われているね。
でも5日で症状が出た例や、3週間後に症状が出たって例もあるそうだよ。
症状って、まず発疹が出るの?
中央アフリカや西アフリカで、元々サル痘があった地域では、発熱などの全身症状が出て、それから発疹が現れるという報告が多かったそうだけどね。
「だけどね」って、気になるわ!
今は違うの?
2022年の5月以降の流行だと、発疹が発熱などの全身症状より先だったり、発疹が性器や肛門周辺に限って現れたり、発疹以外の症状がなかったり、これまでとは違う報告もあるそうだよ。
へぇ、なんでだろ?
感染経路の違いや何らかの理由で症状に違いがあるんじゃないかって言われているんだ。
感染経路の違い?
それは次のコーナーで説明しよう!
は〜い!