もしケンちゃんにセックスの経験があって、これまでに1度もHIV検査を受けたことが無いんだったら、まず受けられるタイミングでいつでもOK！

もちろん！
1度検査を受けて陰性だったとしても、その後にセックスがあれば検査する方がいいね。

特にコンドームなしでセックスしたことがあったり、新しいパートナーが出来たとき、もしかしたら感染しているかもって不安なときには検査に行こう！

ただし、コンドームなしのセックスをしたからって、その翌日に検査を受けても、正しい結果は出ないから注意ね！

HIVの検査は、抗原や抗体を検査するんだけど、感染初期には抗原、つまりHIVの量が少なすぎて検査で拾えなかったり、抗体がまだ出来ていなかったりして、検査で陰性となってしまうんだ！

この時期をウインドウ・ピリオドっていうんだ。

多少の個人差はあるけど、HIVに感染すると約4週間を過ぎた頃から抗体が出来始めるんだ。

最近では検査の精度が格段に上がっているけど、正確な結果を知るにはリスク行為があってから最低2ヶ月から3ヶ月くらい待って検査を受けよう！

感染不安があるときには電話相談を利用するといいよ！

各保健所には相談窓口があって、専門家がちゃんと相談を聞いてくれるよ！

HACOのサイトの「九州・山口のエイズ検査」ページにある保健所の電話番号は、どれも相談窓口だから、不安なときには利用してみよう！

その心配はまったく無いよ！
相談員は特に訓練を受けた専門家中の専門家だし、これまで何百人って人の相談を受けているから、安心して！

まずは保健所ね！
どこの保健所でもHIV検査を無料・匿名でやってるよ！

それから有料だけど、皮膚科や性病科などでもHIV検査をやってるクリニックがあるよ！

クリニックによって差があるけど、だいたい４千円から１万円くらいかな。

症状がない場合の検査は、治療じゃないので保険適用にならず自費診療になるので、これは仕方ない！

そうだね。
HIV検査は午前中という保健所が多いのは確かかな。

保健所の中には、夜間や土日の週末に検査しているとこもあるから、調べてみるといいよ！

ただし、今は新型コロナの影響でスケジュールが変わっている保健所も多いから、行く前に電話などで確認したほうが安心ね！

そういう人には郵送検査って方法もあるよ！

ここ数年、とても利用者が増えているんだ。

そのとおり！
以前は検査の精度や、陽性判定が出たときの対応に疑問があったけど、企業側も随分努力して改善しているから、これも選択肢ね！

だったら、まずは各地のコミュニティーセンターやHIVの予防啓発団体がやってる郵送検査キャンペーンを利用するといいよ！

予防啓発の研究班と全国の予防啓発のNGOやNPOと検査会社が連携してるキャンペーン。

HACOでは今年もキャンペーンを行うから、このサイトやHACOのTwitterでチェックしてみてね！

ただし、郵送検査を受けるには、いくつか守って欲しい事柄があるんだ。

まず、検査結果は自分1人で確認しないといけない。だから、もし陽性判定や要確認検査と出たときにショックを受けないように、きちんと知識を持って心構えしておくこと。

もちろん、キャンペーンの検査会社はきちんと対応してくれるけどね！

それから、もし郵送検査で陽性判定や要再検査が出たときには、必ず保健所で確認検査を行うことね！

郵送検査は、医療に繋がりにくいことがずっと問題になっていたんだ！

だからこそ、もし陽性が出ても自暴自棄にならないように検査の前には正しい知識を身に付けておく必要もあるし、医療に繋がらなかったら検査した意味がないものね！

くどいかもしれないけど、検査でHIVの感染が分かったってことはエイズにならずに済んだってことだから、安心していいことなんだ！