ケンちゃんとリボン先生のHIV・エイズ基礎講座
「もしHIV陽性だったら?」編
Lesson 4-1感染が分かったら、まず病院へ!
リボン先生は陽性判定は朗報って言ってるけど、やっぱり心配。
もしHIV陽性って言われたら、それからの人生まったく見えないから、不安でしょうがないよ!
そりゃそうだ!
HIV陽性者の人の生活って、ほとんど伝わってないからね!
HIV陽性となったら、どうなるかイメージができないと不安になるのは当然ね!
まず病院に行こう!
そもそも、すぐに病院に行かないといけないの?
特に具合が悪いってないんだけど…
おっと、ケンちゃん!
症状がなくても体の中ではHIVは毎日100億個も増殖しているって習ったよね!
あっ、そうだった!
Lesson1-5の無症候期であった、あった!
いくら医療が進歩しても治療しなかったら、体内でウイルスがどんどん増えて、いつかはエイズを発症しちゃう恐れがあるからね!
は〜い、わかりました!
病院選びは保健所で!
で、病院はどこでもいいの?
残念ながら、どこでもOKじゃないんだ。
HIV感染やエイズ治療に専門性を持った医療体制がある病院を指定する拠点病院というシステムがあって、全国に369箇所、九州だけでも31箇所、福岡県だと7つの病院が指定されているから、そのどれかに通院することになるね。
どこでもいい訳じゃないのね。
でも、どうやって選んだらいいの?
保健所だと、陽性判定が出たら結果の説明のときに今後のことなど話し合う時間があって、そのときに病院も案内してくれるから、自分が通いやすい条件などを話し合うといいよ。
病院への紹介状も書いてくれるから、安心ね!
病院への紹介状って?
紹介状って?
紹介状は、正式には診療情報提供書といって、お医者さんが患者さんを他のお医者さんに紹介するときに、患者さんの基本情報、検査や入院、手術といった紹介の目的、現在の症状や治療経過、レントゲンなどの検査データなどを書いて、次の病院で診療がスムーズに進むように作成する書類のことね!
なるほど、それは大事!
軽い疾患などは地域のクリニックなどで受け持ち、高度な医療や先進医療が必要になったときに200床以上の大病院が引き受けるという「かかりつけ医」の普及を国が進めてきたんだ。
以前は大病院で何時間も待たないといけなかったとか、話を聞いたことがある!
そんな事態を解消するために病院の役割分担を明確にして、かかりつけ医を持とうって流れになったのね。
だから、紹介状なしでいきなり大病院を受診するときには、初診料とは別に5,000円以上の特別の料金が必要だと健康保険法で定められたんだ。
それで、保健所の検査でも紹介状を書いてもらうんだ!
保健所は厳密には医療機関ではないけど、HIVの診療としては特例として認められているんだ。
なるほどね!
で、郵送検査でも紹介状を書いてくれるの?
郵送検査の会社は医療機関じゃないから、病院によっては紹介状を受け付けてもらえないこともあるから注意ね!
郵送検査の場合には、提携している病院を紹介してくれることもあるから利用するのもいいね。
そうなんだ!
郵送検査での陽性の場合には確認検査が必要だから、保健所で確認検査するといいよね。
最終的に陽性だったら、紹介状を書いてくれるからね。
なるほどね!
今回のおさらい!
- HIVの感染が分かったら、早めに病院へ!
- 行ける病院は拠点病院に限定!
- 病院選びは保健所で相談!
- 紹介状は大事!
- 郵送検査の確認検査は保健所で!