ケンちゃんとリボン先生のHIV・エイズ基礎講座
「2021年はレッドリボン30周年」編
Lesson 5-1レッドリボンって?
HACOにレッドリボンネオン!
ケンちゃんはHACOの表のレッドリボンのネオンサイン、気付いてくれた?
もちろん!
夜はかなり目立ってる!
このネオンサインは、2021年に福岡HIV感染症治療研究会から寄付金を頂いたので、その年はレッドリボン30周年だったので、HACOの本部の魅惑的倶楽部(エキゾチック・クラブ)がお世話になっているアオイネオン社さんにお願いして作って頂いたんだ!
ほぉ〜、それは有り難い話!
で、レッドリボン30周年って?
レッドリボンは30周年!
2021年はエイズの流行が始まって40年、レッドリボンが生まれて30年って年だったんだ。
え〜、知らなかったわ!
レッドリボンは1991年に、ニューヨークを拠点にしたアーティストのグループが始めた活動なんだ。
へぇ〜!
レッドリボンのメッセージ
ケンちゃんは、レッドリボンの意味って知ってる?
知ってる!
HACOの表のパネルに書いてあった!
ってね!
- エイズで亡くなった人への哀悼。
- HIV/エイズへの理解と支援。
- HIV陽性者やエイズ患者を差別しない。
そう!
HACOの前を通る人に少しでも関心を持ってほしかったから、表のレッドリボン・ネオンサインの横にパネルを貼っているんだ!
なるほど!
HACOは主にゲイ・バイ男性向けに活動しているけど、一般の人にもぜひ知ってほしいメッセージだもんね!
HIVの感染者に男性同性間での性感染が多いから、どうしてもゲイ・バイ男性向けのメッセージがメインになってしまうけど、ゲイ・バイ男性といっても多くの時間は職場や学校など社会生活を送っているんだから、社会全体で共有すべき問題だもんね!
そうね!
HIVの感染はゲイ・バイ男性だけじゃないんだもんね!
それに、まだまだHIV陽性者やエイズ患者に対しての偏見や差別も根強く残っているから、まだまだレッドリボンの役割は終わってないんだ!
そうか、まだまだ世界はレッドリボンを必要としているんだ!
レッドリボンが生まれた時代は?
レッドリボンが誕生した30年前は、今と比較にならないくらいひどい状況だったんだ。
ひどい状況って?
エイズがウイルスでの感染ということは分かっていたけど、有効な治療法もまだなく、エイズを発症するとほとんどの人が数年後には亡くなってしまう、まさに「死の病」として恐れられていたんだ。
それは怖い!
多くの人は、感染者の飛沫や感染者に触れただけでも感染するんじゃないかって思っていたから、社会からどんどん排除されてしまったんだ。
それはひどい!
何より、ゲイ男性の性感染が多いということで、不道徳な人たちが不道徳な行動で感染した天罰のような病気だって思っている人も多かったから、差別のターゲットにもされてしまっていたんだ。
恐ろしい暗黒時代だったんだね…
そんな中で生まれて、世界を変えていったのがレッドリボンなんだ!
実はすごい存在だったんだ!
今度の基礎講座のシリーズは、そんなレッドリボンの歴史を解説しようと思うんだ!
よろしくお願いしま〜す!